THK 回転部品向けAI診断 しきい値設定不要 独自ヘルススコア算出

THKは、製造業向けIoTサービス「OMNIedge(オムニエッジ)」について回転部品向けAI診断サービス「ADV」を提供開始した。

モータやポンプ、ファンなどの回転部品のメンテナンスは、工場1拠点だけでも膨大な量に及び、保守保全には日々の定期巡回がともなう。さらに、異常を検知するセンサはしきい値の設定が各回転部品によって異なり、さらに膨大な数の、各種パラメータの設定が必要となり、すべての回転部品に対して最適なしきい値を設定できていないのが現状だ。

それに対し同サービスは、回転部品にAI内蔵センサを取り付け、それ自身が回転部品の振動と温度のデータから状態を数値化してヘルススコアとして算出する。従来は各パラメータに対してしきい値の設定が必要だったが、それが一切不要になる。AIはデータの傾向と特徴をもとに故障モードを推定して通知し、推奨メンテナンス内容も保全担当者に即座に提示。膨大な量の、回転部品の保全活動が劇的に改善できる。さらにメンテナンス前後のデータ変化の相関をレポートに作成して提示するので、エビデンスデータとしても使うことができる。

https://www.thk.com/?q=jp/node/6682

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