
9月18日から23日ドイツ・ハノーバーで、工作機械を中心とする国際的な生産技術見本市「EMOハノーバー2023」が4年ぶりに開催される。「Innovate Manufacturing(マニュファクチャリングにイノベーションを)」をメインテーマに、世界中から最新の金属加工技術とそれに関わる人々が集まってくる。
EMOハノーバーは、最新の切削・加工の工作機械を中心に、製造システムや精密機械、自動搬送、自動化技術、産業用電子機器などが出品され、ドイツを中心に、イタリア、台湾、中国、スイス、韓国など日本の工場でもよく使われている企業の最新製品がずらりと並ぶ。前回開催の2019年の出展者数は2211社あり、149カ国11万6706人が来場した。その半数以上がドイツ国外からで、日本からも2700人あまりが参加する国際的な一大イベントとなっている。
今回は「Future Insights(未来への洞察)」として、ビジネスの未来、コネクティビティの未来、生産におけるサステナビリティの未来に焦点をあて、技術面だけでなく企業の組織や戦略、方法論、IoTやネットワーク、エネルギー効率化や脱炭素への取り組みが数多く紹介される予定だ。