【FAトップインタビュー2023】スワロー電機 河原 道彦 代表取締役社長『生産能力強化へ投資拡大』


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2022年5月期の売り上げは前年同期比約27%増と好調であったが、23年5月期も堅調に伸びており、このままでいくと同18%アップぐらいになりそうだ。

 PV(太陽光発電)電力の自己消費設備向けの投資が旺盛で、関東、関西地区を中心にトランスの引き合いが増えている。また、このところの円安傾向から、海外から国内に工場を回帰する動きが強まっていることから、大型トランスを中心に需要が拡大している。

 こうした旺盛な需要に対応するために、工場の拡張と生産設備の増強を進めている。堺事業所では工場建屋の増築を行っている。現在稼働している生産を止めないようにして工事を行うために、3期に分けて行う。完成後は、現在手狭になっている堺事業所の生産フロア面積が広がり、中・大型トランスを中心に生産能力を強化できる。

 生産能力増強とコストダウン対策から、22年3月に巻き線機械2台を導入したが、さらに巻き線機械2台を追加導入する。ボビン構造のトランスのため、2台の巻き線機械を1人で管理することができ、1人で1.5人分の作業が可能になる。生産性がアップすると同時に、省人化も図れるなど大きな効果を生み出す。

 21年に資本参加したトランスメーカーのBEWTEC(岐阜県大垣市)の工場などを、22年7月に取得し、グループ会社にしている。巻き線機械などの設備も当社から一部移しており、生産能力がさらに向上した。中部地区は売り上げが伸長していることから、名古屋営業所に人員を増員して対応している。

23年は、新しい構造のトランスを発売予定で、現在試作品の開発を進めているところだ。今後も、使いやすいトランスの開発に向けて、考えながら改良・改善に取り組んでいきたい。

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