【FAトップインタビュー2023】ロックウェル オートメーション ジャパン 矢田 智巳 代表取締役社長『MES基盤のDX実現を支援』


主要FAメーカー53社トップインタビュー掲載
新年FA特集号 PDFデータ無料プレゼント


2022年は非常に良かった。グローバルでは2022年9月決算で過去最高の77.6億米ドルとなり、日本円で1兆円を超えた。日本でも2桁増と好調だった。

MES(製造実行システム)やOTのネットワークセキュリティの受注があり、自動車関連のEV向けでリニア搬送システムが売れた。EBR(電子バッチ記録管理)も、40年以上の実績が製薬会社で高く評価され受注に至った。パートナーにJSS(日本サポートシステム)などが加わり、デジタルマニュファクチャリングの提案を強化し、さらにパートナー構築を進めていく。

23年も前年と同様に、市場からも関心が高いMESに力を入れる。自動車、タイヤ、製薬、食品などそれぞれの業界向けテンプレートを揃えていて、これを使うことで要件定義を一から行うことが不要になり、ユーザーの負担を減らすことができる。コストを下げ、稼働開始までの期間も短縮でき、提案の大きな武器となる。

MESの機能性も完全に有するクラウドベースのスマート製造プラットフォーム「Plex」は、すでに米国で日系自動車メーカーの日系サプライヤーでの導入実績がある。手軽に低コストで導入して使えるクラウドの特長と、日系企業での採用実績を切り口に自動車関連を中心に提案を進めていく。

またEmulate3Dは、設備の3D CADデータとPLCの制御データを紐づけて、機械と制御をバーチャル空間で融合させて再現でき、なんちゃってシミュレータではなく、デジタルツインを実現するものとして評判が良い。特に自動倉庫のシミュレータとしても物流業界から好評で、その提案を含め、強化していく。

これらの提案の強化に向け、日本でMESのコンサルと実装ができるメンバーを10人以上増員した。ダイバーシティとして性別・国籍関係なく優秀な人材を採用し、実装時にはグローバルの他の拠点との協業も含めて彼らの活躍も期待している。

https://www.rockwellautomation.com/ja-jp.html


主要FAメーカー53社トップインタビュー掲載
新年FA特集号 PDFデータ無料プレゼント


オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG