【FAトップインタビュー2023】横河ソリューションサービス 八橋 弘昌 代表取締役社長『課題解決を現場と共に』


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2022年は、YOKOGAWAグループ全体にとってコロナ禍の影響を受けて落ち込んだ20年から復調した年だった。日本市場においてはコロナ禍の影響を大きく受けず、今年度上期の受注実績は13年の横河ソリューションサービス発足以来、最高の水準だ。

好調な業種は化学、非鉄、電機・電子、半導体、上下水道。好調の要因としては他の地域に先駆け、幅広い産業に向けて事業展開してきたこと、課題解決型のビジネスを展開してきたことが挙げられる。しかし、この中には、半導体などの部品の調達難により一部製品の納期が長期化したことで、前倒しで発注いただいたものが含まれている。部品の問題が解消するにはもう少し時間が必要だと考えている。

お客様である製造業の現場に目を向けると、サプライチェーンの寸断、部材不足、設備の老朽化、熟練オペレーターの減少、脱炭素に向けた新たな要求など、難しい課題がより一層積み上がっていると感じている。そのようななか当社では、情報技術(IT)と操業技術(OT)を融合させた、変化に柔軟に対応できる製造現場の仕組みづくり、生産設備と上位系システムのデータ連携による効率化、脱炭素化に向けたエネルギーマネジメントシステムなどを提案してきた。

近年では、お客様1社では解決できない課題も出てきている。例えば生産品の歩留まりを効率的に上げるにはどうしたらいいかという課題に対し、上流の材料メーカーや下流にあたる生産品納入先の間に、プロセスデータや品質データ等を扱う当社が入って連携を図り、的確な品質向上施策により成果を創出した事例もある。

22年7月には製造業のDXを支援する横河デジタル株式会社を、YOKOGAWAとして設立した。ITを使った課題解決力とコンサルティング力に磨きをかけ、これらの提案を強化していく。

https://www.yokogawa.co.jp/about/yjp/


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