自動化は人と企業を守り、幸せにする 仕組み化×自動化を進めよう

三菱電機の品質不正問題。長年かつ広範囲にわたっていた事は残念でならない。未来志向で捉えるならば、この問題によって大きな事故や不具合を引き起こさなかったことは不幸中の幸いだった。顧客やステークホルダーへの信頼を損なうことに対して責任問題は避けられないが、これを糧として技術サービスの開発や進化につなげ、FAひいては製造業界を引っ張っていってほしいと心から願う。

製造業に限らずあらゆる仕事や業務は人によって支えられている。しかしそれが弱点になる。これは昔から言われてきたことだが、今回の問題であらためてそれが露呈した。人はミスをし、行動は感情に左右される。しかも人によってその度合いは異なる。誰でも怠けたり、サボったり、見逃したり、改ざんしたりする可能性がある。それを発見した時も、とがめる、直す、スルーするなどさまざまだ。こう考えると、不安定な人間を業務の中核に据えること自体に無理が来ているのかもしれない。

昔は機械やロボット、ITシステムが存在しなかったし、ある種のおおらかさ、大ざっぱさ、もろもろの諦観があったため、業務は人まかせで良かった。しかし時代は変わった。繊細で複雑、大規模になり、いくつもの要素が絡み合ったりもしている。小さなミスや不正が広範囲に影響を及ぼす。そこをうまく渡っていくには、人の良心や仕組みだけでは十分ではない。必要なのはやはり「仕組み化×自動化」なのだ。

これまでは性善説で人を信じ、比較的うまくいってきた。しかしそれは「うまくいっていたように見えていた」だけ。「人が大事」「人を信じる」「人にまかせる」これらは聞こえは良い言葉だが、これをベースに仕事や業務プロセスを設計するのは適切ではない。人は不安定な生き物だ。極力、現場からは人の要素を排除し、仕組み化して、作業は機械やロボット、システムなどに実行させる。こうすることで正確で狂いも少なく、安定した業務が可能になる。

オペレーションは自動化し、人はそのルールや仕組みを作ることに頭と力を注ぐ。これこそがDX時代の製造業における人の「クリエイティブな仕事」なのだ。「Automation makes us happy」自動化・オートメーションは、作業や業務を効率化して人を助けてくれると同時に、嫌なことやマイナスなことから人を遠ざけ、守ってくれる。自動化は人を幸せにする技術なのだから、もっと活用して促進していくことが大切だ。

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