【FA製造業界2022トップインタビュー】医療機械関連市場に期待 大阪自動電機 与田 彰 代表取締役社長

2020年下期からの景気回復基調が継続し、現在は繁忙を極めている。一方で、コロナ関連や自然現象などの種々の要素が重なり、半導体を始めとした部品や樹脂、鋼材などの不足、価格高騰、デリバリー停滞、人手不足などが経済活動に大きな影響を与えている。

当社の売り上げも、昨年上期は落ち込んだものの、工作機械、医療機器、物流機器関連の需要増から、21年度(3月期)は前年度比10%以上アップすると思う。受注も膨らんでいるので、生産材料の確保と納期対応も強化していきたい。

このところ医療機械向けのフットスイッチ「GSシリーズ」の引き合いが好調で、さらに売り上げに貢献するようになってきた。GSシリーズは、フットスイッチでは初のグッドデザイン受賞製品で、用途に応じて基本ユニットを連結や増設できるのが特徴。新たに医療機械に参入する会社が設計段階から採用してくれているほか、部品不足や米中の関税対策から、海外メーカーや生産を国内回帰するメーカーなども採用してくれている。また、物流分野の設備投資拡大からAGV(無人搬送車)が増えており、安全対策としてバンパースイッチの販売も伸びている。

22年度も10%増ぐらいの売り上げを計画したい。フットスイッチの原材料価格や電気代、人件費などが上昇していることから、22年1月より価格を改定させていただく事となった。ここ10年以上価格を変えていなかったが、合理化の努力も限界になっており、ご理解いただければと思っている。

コロナ禍でビジネススタイルもリモート中心に大きく変化し、これが当たり前になりつつある。営業や開発、生産などで当社なりの方法で改善を進め、対応していきたい。

1月26日から開催のIIFESでは、安全対策や医療機器向けの製品を出展し、訴求を図る。

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