パナソニック 高湿な水素を計測、超音波式流量濃度計を開発

2020年8月26日

パナソニックは、高湿な水素の流量と濃度を同時に計測でき、水素エネルギー関連の開発促進に貢献する超音波式水素流量濃度計を開発した。

燃料電池など次世代エネルギーとして水素関連の研究開発が盛んになっている。燃料電池は供給する水素を全て反応させることが難しく、未反応の水素は化学反応で生成した水と熱により高温・高湿状態になっており、従来の熱式流量計・濃度計は水分に弱く、未反応水素の正確な計測は困難という課題があった。

同製品は、高湿な水素の流量と濃度を同時に計測可能。ガスメーターデバイスの開発で培った超音波計測技術と流体制御技術を活用し、湿度の高い水素の流量と濃度の同時計測を実現して純水素型燃料電池やスタック単体評価におけるシステム構成を簡略化する。

さらに広範囲の流量・濃度計測が可能。水素エネルギー関連技術では、用途によって使用される水素の流量が大きく変わる。同製品は、独自の信号処理技術により、0〜700NL/minの流量範囲を計測可能。使用条件に応じて計測機器を変更する必要がなく、より効率的な評価を実現する。

また計測原理に超音波式を採用することで大流量でも低い圧力損失を実現。評価対象に流量減少などの影響を与えずに、流量・濃度計測が可能となる。

超音波式水素流量濃度計