【流通商社トップが語る2020】鳥居電業「IIoT化へコト売り」齊藤修 代表取締役社長

2020年1月29日

鳥居電業 齊藤修 代表取締役社長

 

2020年3月期の売り上げは、前年度比20%ぐらい減少しそうだ。半導体製造装置関連向けが低迷していることに加え、リチウム電池向けの販売も伸び悩んでいる。一方、当社が強みとしている医療機器向けは底堅く、前年同期比105%ぐらいで推移しているほか、環境問題化しているプラスチック代替品分野も伸長している。

来期の21年3月期の売り上げは今期のマイナス分を挽回するべく、20%増を目標にしたい。期待の半導体製造装置関連は少し動き始めている感じがするものの、年内に本格回復するかまだ見極めが必要だと思う。

昨年から「Smart Automation」を掲げ、FA中心にLA(ラボラトリーオートメーションシステム)、ME (メディカルエレクトロニクス)など、あらゆるフィールドのオートメーション化を担うゲートウェイ商社としての役割を果たす取り組みを強めている。IIoT化の流れに対応して、ハードウェアにFA系のソフトウェアを組み合わせて提案する「モノ売りからコト売り」へシフトした活動を強めており、制御データのリモート監視システムや、ハイエンドなガス検知システムといったクラウドから下の部分で「つながる・つなげる」ことで、お客様のニーズに応えている。

昨今、人手不足や事業継承などが当社のお客様でも深刻になっているところが多い。お客様として今後も事業を続けていただくための提案や仲介なども、商社としての役割のひとつとして捉えており、お客様の省力化や合理化につながるプレスマシンなども販売製品に加えているほか、まだ日本に紹介されていない海外製品の扱いも積極的に行っている。

今年も市場を取り巻く環境は厳しさが予想されるが、オートメーション機器の専門商社として外部環境に左右されない経営で生き残りを図る。

 
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