オートメーション新聞の過去発行号が無料で読めるバックナンバーを公開中!詳細はこちら

Thinker バラ積みピッキングロボット「Thinker Model A」近接覚センサーで「まさぐって部品を掴む」【ロボット特集】

「ロボットハンドの民主化」に取り組むThinkerは、工場などの自動化を推進し省人化を実現する新型ロボット「Thinker Model A」を発売した。
製造現場では、バラ積みされた部品を人間が一つずつ手に取って作業する工程が多く残っており、自動化の大きな障壁となっている。従来の自動化手法では、高額なカメラシステムや大型のパーツフィーダーが必要で導入コストが高い点や、運用に高い専門知識を要する点が課題だった。
それに対し同製品は、”まさぐって部品をつかむ”ことを可能にしたロボットハンド「Think Hand F」を搭載したバラ積みピッキング用ロボット。「Think Hand F」は、これまでカメラでの画像認識など、高額になりやすいシステムを必要としてきたバラ積み部品などのピッキングを、柔軟な関節と、3次元の変位計測が可能な近接覚センサーを組み合わせることで、カメラだけに頼らず対象物の形に合わせてつまみ上げることを可能にしたロボットハンド。「Thinker Model A」は、「Think Hand F」と2Dカメラによる画像解析を組み合わせることで透明素材や柔軟・脆弱な部品、たわむトレー上の部品など、従来のロボットでは対応が難しかった検査工程のほか、工程間の搬送などにもバラ積みされた部品の素早いピッキングを可能にし、人力に頼らざるを得なかった少量多品種の現場の省人化を実現する。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000106143.html