【各社トップが語る2020】CKD日機電装「二極化需要への取り組み」川村茂 代表取締役社長

2020年1月8日

CKD日機電装 川村茂 代表取締役社長

 

2019年は米中貿易摩擦や日韓輸出管理問題、そして半導体の在庫調整などが影響し、年間を通してブレーキが掛かってしまった。20年は半導体、FPD、二次電池などが立ち上がり始めており、これに期待したい。

このような中、当社はCKDと事業統合して2年半が経過し、開発、生産、販売、サービス面を中心に融合が加速している。特にキーとなるグローバル展開では、販売面で既存商流に加えて、CKDの商流が活用出来るようになり、引合い数は倍増している。国内はもとより、北米や欧州からの引合いが入るようになった。

生産面では、佐倉事業所(千葉県)の生産性向上のため製造方法の工夫を重ねている。また、海外からの大口で短納期な商談に対応するため、19年4月からCKD中国工場でダイレクトドライブ(DD)モータの生産をスタートさせた。更に対応機種を増やすため生産移管を進めている。今後の海外市場の伸び代は国内より大きいだけに現在30%の海外売り上げ比率をさらに高めたい。

一方、開発面では、当社とCKDの技術を融合した新製品をCKDブランド「アブソデックス」として10月に発売した。当社は「τ(タウ)エンジン思想」の新たな駆動システムとして、駆動伝達機構が最小限で、サーボモータ/アンプの性能がそのまま生かされ、高応答、高精度が実現できるDDモータやリニアモータを販売している。

また、19年12月の展示会で発表した業界初の2軸一体型DDモータは、モータ自身を2段積みすることでコンパクト化を図った。さらに、アクチュエータを組み込んだ高精度ステージや、メカと電気を融合した顧客向け専用駆動装置など、電機メーカーの枠を越えたビジネスを昨年から開始、販売実績もかなり出て来た。

今年は、汎用製品によるグローバル展開と高付加価値製品による国内展開で、二極化傾向の需要取り込みを加速させたい。

 

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