工場新設・増設情報 12月第2週

【日本国内】

▶︎プライムデリカ
セブン-イレブン・ジャパンとプライムデリカは、高品質な野菜を安定的に生産することを目的に、専用工場一体型として初となる完全制御型野菜工場の「相模原ベジタルプラント」(神奈川県相模原市)を開設し、2019年1月から稼働させる。

同工場は、LED光制御技術を活用した高付加価値の野菜の生産を実施するとともに、安川電機による自動化技術を種まきから収穫までの全工程で取り入れ、生産体制の効率化を図っていく。

延床面積は7872平方メートル、フル稼働は2020年春予定、運営企業はプライムデリカ。

 

▶︎田中化学研究所
リチウムイオン電池やニッケル水素電池など、環境対応車用の二次電池市場の拡大に伴い、さらなる事業拡大のため、工場建屋(福井県福井市)と製品生産設備の増強を実施する。

稼働開始は20年6月予定、総投資額は約80億円。

 

▶︎味の素
クノール食品および味の素パッケージングの生産体制を集約・再編し、2019年4月に新会社を発足する予定の味の素は、新会社の工場を川崎事業所(川崎市川崎区)内に建設。スープ等の製造・包装工場を建設し、クノール食品の川崎事業所を移管する。フレキシブルな生産対応力とICT・自動化等先端技術の活用により、現行比2倍の生産性を目指す。

建築面積は3万平方メートル(6階建)、着工は18年12月、完工は21年度上期の予定。投資総額は約200億円。

 

▶︎ブルボン
生産増強と生産性向上に伴う生産工場面積の確保のため、新発田工場(新潟県新発田市)の増築を行う。

延床面積は約8880平方メートル(2階建)、着工は19年1月、竣工は19年10月予定、投資総額は約12億円。

 

【海外】

▶︎出光興産
中国における有機EL材料のさらなる需要拡大に備え、中国の四川省成都市内に有機EL材料の製造工場を建設する。新拠点は、日本、韓国に次ぐ同社第三の製造拠点となる。

敷地面積は1万4600平方メートル、着工は18年12月、竣工は19年11月予定。

 

▶︎Spiber
同社が研究開発を行う人工構造タンパク質素材の本格的な量産化に向け、発酵・精製プロセスを担うマザープラントとして、タイ国東部のラヨーン県に位置するイースタンシーボード工業団地に、量産プラントを建設する。

本社がある山形県鶴岡市で稼働している発酵パイロットプラントの約100倍の規模となり、構造タンパク質の発酵生産プラントとしては世界最大規模となる見込み。

19年半ばまでに着工、21年から商業生産開始を目指す。

 

▶︎サンリツ
米国にある100%子会社のSANRITSU LOGISTICS AMERICAが、米国東部のノースカロライナ州に新倉庫を建設する。米国では、製造業の集積地である東海岸地区における設備投資が拡大しつつあるため、東海岸地区へ新倉庫を建設し、さらなる事業拡大を目指す。

敷地面積は8万937平方メートル、延床面積は約4628平方メートル、竣工は19年10月予定。

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