アズビル 調節弁 汚染物質排出を低減 現場の労働環境改善

アズビルは、調節弁からのVOC(Volatile Organic Compound:揮発性有機化合物)排出量を低減することができるロー・エミッション・グランドパッキン「セキュアシール」を採用した調節弁を4月17日から発売した。

中国、台湾、タイ、アメリカなど各国には大気汚染の原因となるVOCについて産業施設からの排出を規制する法律があり、調節弁からのVOC漏えい量の管理義務を負っている。米・環境保護局の発表によると、典型的なプラントにおけるVOC漏えい量はバルブから約62%あると見積もられており、グランド部からの漏れ量を少なくすることがVOC対策にはとても重要で、効果的であるとしている。

「セキュアシール」は、調節弁のグランド部からの流体漏えい量を最小にするグランドパッキンシステムで、第三者認証機関による調節弁グランド部とガスケット部のシール性能を定める唯一の国際規格ISO15848-1:2015の最高耐久クラスCC3の認証を取得。高い流体封止性能および耐久性を有している。

新製品は、同シールの採用により調節弁シール部からの漏えい量を低減。臭気が気になる現場や目に染みるような刺激性流体を取り扱う現場の労働環境改善に貢献する。

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