【各社トップが語る2018】サンミューロン「新市場へのアプローチ強化」

代表取締役社長 川島敬久

2018年3月期の売り上げは前期比10~15%ぐらいの伸びが見込めそうである。電気制御機器業界は全体に活況を呈しているように感じるが、当社は国内市場を中心とした展開のため波及効果が限られる。

ただ、海外市場の開拓に向けた取り組みとして、米国の放送機器展にはここ3年連続出展して種まきを行っている。今後は海外向けの売り上げが全体の10~20%ぐらいまで増えることを期待している。国内でも、主力のスイッチ・表示灯で産業用車両など新しい分野の顧客でスペックインしてくれるところが増えてきている。とくに昨年発売したSP形ライトスイッチなどが好評を得ている。

生産のほうも市場の好調さもあり、フル稼働の状況で「やまびこ短納期システム」でお客様の短納期に対応すると同時に、安定した品質が実現できるセル生産ラインを構築することで、納期と品質の厳しい要求にはしっかり対応できている。多種少量で短納期・高品質を求められることの多い当社製品は、セル生産のロボット導入などの部分自動化の実現を目指したい。今後も社内のQC活動などを通じて、品質と生産性向上に取り組んでいきたいと思う。

来期も売り上げを今期比10~15%ぐらい伸ばしたいと考えており、こつこつと地道に積み上げながら企業内部の充実に取り組んでいく。展示会も放送機器展など4つの出展を予定。

製品開発もユーザーから新しいニーズのヒントをいただくことも多く、それを反映させていくが、新製品として18年の新春に「SP形ソケット」を発売する。スイッチの組立て・配線の省力化、メンテナンス作業の省力化などにつながる。

また、オープンイノベーション活動として、国内外の異業種パートナーとの連携で知見を得て新しい取り組みを始めたい。今後も100年企業を目指して継続した取り組みを進めていきたい。

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