【各社トップが語る2018】ジック「広領域でセンサ技術活用」

代表取締役社長 松下実

2017年12月期の売り上げは、前年度比12%増加し、過去最高の売り上げを更新することができた。昨年は、通信販売の拡大に伴う運送会社の物流センター投資が活発であったことが大きく貢献した。

また注力を始めたPA(プロセスオートメーション)分野向けでも成果が出始めており、国内プラントエンジニアリング会社から超音波ガス流量計を受注し納入が始まった。また、国内の電力会社数社から排ガスモニターの引き合いも来ている。当社のガス分析計は精度が高くダイレクト測定ができ使いやすいことで、メンテナンスコストが抑えられるとして好評だ。

18年の売り上げは二桁増、19、20年は15%以上の増が期待できる。18年は前述2つに加え、20年の船舶のSOX排出規制(環境)に伴い、排出量を高精度に測定するガス分析計が検討されている。船級協会の認証を取得し販売の準備を整えた。

また、トランスポートロジスティクス向けとして、鉱山向けダンプトラックやフォークリフト等の産業用車両の周辺監視モニター、鉄道の踏切での障害物検知、高速道路での車両の通過検知などに使用されるLiDARセンサ、超音波センサ、レーダーセンサやカメラシステムなども、今後売上増が期待できる。

FAは、システム展開を強めており、安全コントローラとレザースキャナをアプリケーションパッケージとして、AGV向けなどに採用されている。3Dビジョンカメラを使ったシステムソリューションをタイヤや自動車部品での品質検査工程に提供しているが、今年はさらにバッテリーなどのエレクトロニクス分野向けにも広げたい。

ロボットでは協調ロボットのセーフティ対応や、EtherNet/IPのパッケージソリューション、3Dビジョンカメラ等を応用したバラ積みピッキングなどのソリューションの開発も進める。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG