【各社トップが語る2018】シュナイダーエレクトリック「つながる提案を本格開始」

インダストリー事業部バイスプレジデント 勝村友一

2017年の最大のトピックは、インダストリー事業部をスタートしたこと。昨年末の立ち上げから体制を整え、9月にはHMIのデジタルと法人格を一つにした。

またIoTやつながることで強みを生かせるという感触を掴めた1年でもあった。例えば、昨年のジャパンパックで62社の包装機械メーカーを調査した際、つながることを価値としていた企業は2社しかなく、60社は効率性や価格などを訴えていた。一方、ヨーロッパのインターパックでは、約300のメーカーのほぼ100%がIoTに対する提案をしていた。日本も近いうちにこうした形になるのは確実であり、そこで世界的に実績のある当社の強みが生かせるだろう。

製品としては、WindowsベースのHMIとなる「Pro-Face SPー5000」を、既存設備からデータを集めるIoTゲートウェイとして提案した。つながらない装置同士をつなげたいというニーズに好評だった。

18年の見通しは、各セグメントで市況感は異なる。きちんと各セグメントにフォーカスしてアプローチしていきたい。

製品・サービスに関して、来年中に新たなソリューションとして「マシンアドバイザー」をリリースする。装置や機械などのメーカー向けに、販売した後の自社製品からデータを集め、管理・分析するためのクラウド環境とソフトウェアを提供する。またスマホのような画面が作成できるHMIソフトウェアの「BLUE」もリリースし、HMIのハードウェアとソフトウェアを合わせた強みを発揮していきたい。

さらに、PLCとドライブ。モーション、センサを順次展開し、まずは飲食料品と医薬品、ポンプ業界向けに力を入れていく。これらはすべてつながる機能を持ち、ソリューションとしてつながる提案を強調していく。

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