IPF JAPAN 2017 国際プラスチックフェア 10月24日~28日 幕張メッセ

プラスチックとゴムの成形加工に関わる国際総合展「IPF JAPAN(国際プラスチックフェア)2017」(主催=国際プラスチックフェア協議会)が、10月24日~28日までの5日間、幕張メッセ(1~8ホール)で開催されている。開場時間は午前10時~午後5時(28日は午後4時まで)。入場料は招待券持参者およびWeb事前登録者は無料、当日登録は1000円。会期中は4万5000人の来場が見込まれる。

9ゾーンで構成 778社・団体出展

「IPF JAPAN」は、3年に1度開催され、今回で9回目。「高機能プラスチック原料・添加剤・フィラー展」「ゴム原料・成形システム展」「リサイクル装置・システム展」「プラスチック成形機・成形関連システム展」「コンポジット材料・成形システム展」「プラスチック&ゴム試作・加工・製造受託展」「プラスチック&ゴム金型設計製造システム展」「発泡プラスチック展」「プラスチック&ゴム工業部品調達展」の9つの出展ゾーンで構成される。

今回の出展者数は前回を上回る778社・団体(2438小間)で、うち海外からの出展は295社。毎回、国内はもとより、日本企業のワールドプレミアを目的に海外から訪れる来場者も多く、会期中は国際色豊かな商談が出展企業のブースのあちこちで繰り広げられる。

注目される「コンポジット」 自動化・省力化の最新技術も

注目は、日本メーカーのIoTへの取り組みやロボットを活用した自動化・省力化、コンポジット(複合)材料など。

アメリカ発のIoT、ドイツ勢を中心とする欧州のコンセプトであるインダストリー4.0では、インターネットを使用し、個々の製造装置・機器や世界中の工場情報、さらには製品の一個一個までを管理することを目指している。日本でも以前からこうした取り組みは行われていたものの、メーカーごとの取り組みで垣根があり、大きなトレンドとはなっていなかったが、近年、ヨーロッパ勢に対抗する必要性からも各社が積極的になっている。

同展でも成形の「見える化」やセンシングデータを一括収集するモニタリングシステムなどの展示が行われるほか、25日には成形機と関連機器メーカー13社による合同セミナー「日本メーカーのIoTへの取り組みと現状~成形現場への提案~」が予定されており、IoTへの取り組みを俯瞰できるまたとない機会となる。

製造業全体で導入が進んでいるロボット活用については、これまでプラスチック成形のなかでロボットといえば成形品の取り出しであり、成形のハイサイクル化や微細・精密化に対応して取り出しロボットも日々進化しているが、今後はさらに成形後の後工程、検査や組み立て、二次加工にもロボットが使われるようになると予測されている。同展では専門メーカーによる最新の各種射出成形機・加工機の展示に加え、ロボットを活用した省人化や新しい成形ソリューションの提案なども行われる。

主催者企画展示コーナーではコンポジットを取り上げる。近年、カーボンファイバーやセルロースナノファイバーとプラスチックのコンポジット材料による成形に注目が集まっており、「軽く」て「強い」という特性から自動車向けの用途開発が加速している。

イギリスとフランスは2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売を禁止すると発表するなど、今後EV(電気自動車)が急速に普及すると見込まれている。航続距離が短いというEVの欠点を克服するためにも軽量化が欠かせない。その実現のために金属の部品をプラスチックに置き換えすると同時に、ボディーなどの骨格部品にコンポジット製ものを使用する必要がある。トヨタのプリウスなど量販車種にもコンポジット製部品の採用が始まっており、近い将来には本格的な普及の時期が来ると思われる。

同展では、この分野で日本を代表する研究機関である名古屋大学ナショナルコンポジットセンターと金沢工業大学革新複合材料研究開発センターが協力を得て、最新の研究成果を成形サンプルやプレゼンテーションパネルで紹介する。また、コンポジットと自動車技術に関連するセミナーも開催する。

そのほか、出展製品では「押出」成形の分野が拡充。住友重機械モダンとジー・エム・エンジニアリングが久しぶりに出展するほか、海外からはトルコの押出成形機メーカーが製品を披露する。

7つの業界・技術でセミナー

会期中は、開催日ごとにテーマを設けた先端技術セミナーを開く。今回は前回好評だった「自動車」「電気/電子機器」「医療機器」「包装」の業界別セミナーに加え、「コンポジット」「最先端材料」「異種材料接合」などの技術別テーマでのセミナーを拡充している。

26日のテーマは、「包装」と「コンポジット」。東洋紡パッケージング・プラン・サービス技術総括部の松田修成部長による「最近の海外国際展示会からみた食品・医薬品包装のトレンドと実例」、トヨタ自動車有機材料技術部有機材料室の稲浪宏志室長による「自動車におけるCFRP技術の現状と展望」などの講演が行われる。

27日は「医療機器」をテーマに、成形加工メーカー、材料サプライヤがそれぞれ医療機器業界に参入した経験を語るほか、経営コンサルタントによる樹脂加工企業向けの業界参入ビジネスモデルセミナー、日本医療機器テクノロジー協会による講演「医療機器メーカーが求める異分野企業とマッチング事業での出会いの事例紹介」も行われる。医療機器業界への参入を検討している企業必聴の内容となっている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG