キムラ電機「さらなる変革推進で飛躍」藤岡康太郎 代表取締役社長

当社もおかげさまで今年2月に創業90周年を迎える。お取引先、仕入れ先をはじめ、いろいろな皆さんに支えられながら1世紀近くにわたって事業を継続できたことに対し、感慨深いものがある。

2017年2月期の業績は、上期が厳しい状況で推移したこともあり、下期で追い込みを行っている。東京オリンピック・パラリンピック関連の投資の時期が遅れ気味で、まだ本格的な発注となってきていないことなどの影響も大きい。それでも、データーセンターや携帯電話などの通信関連や、当社が継続して注力している鉄道運行システムや鉄道車両向けの表示機器や接続機器などが堅調に伸長している。通期で前年度並みの売り上げを確保できるように取り組みを強める。

今年の景気は総じて明るい状況が継続するものと見ている。今年はオリンピック絡みの投資は本格的に動き出すことで、社会インフラの整備や競技施設建設、さらには、首都圏を中心とした都市再開発に伴うビルの建設やリニューアルなどが期待できる。

また、医療機器関連が今後の新市場として拡大が期待されていることから、この分野向けに当社の強みである端子台やLED表示灯などの製品の拡販を強めていきたいと考えている。

新製品開発も、端子台や表示機器を中心にいくつかのテーマで取り組みを進めており、今年11月に開催のシステムコントロールフェア(SCF)には、披露できるようにしていきたいと思う。

あらゆる面で大きな変革の波が押し寄せてきているが、当社もこの波をチャンスと捉え、さらなる変革に取り組む。

創業90周年というひとつの区切りの年を、意義ある1年にしていきたい。

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