ピーアンドエフ 「技術力とサービスに磨き」 太田階子代表取締役社長

ピーアンドエフ 太田 階子代表取締役社長
ピーアンドエフ 太田 階子代表取締役社長
インダストリー4.0を中心としたIoT関連のイベントに湧き上がった2015年は、12月に開催されたSCF/計測展2015TOKYOで各社の最新動向の集大成をみることができた。

当社も、一昨年より発表していたセンサーテクノロジー4.0のコンセプトのもと、I/O-Link対応のセンサとモバイル端末をワイヤレスでつないで、機器情報取得や設定などを可能にするスマートブリッジアダプタを参考出品し、今年の正式リリースに向けて、顧客の手応えを感じることができた。

15年は、日本法人としては前年比6.8%の伸び率を確保し、特にFA部門の超音波センサは製品種類の豊富さが好評で年々売り上げを伸ばしており、FA製品全売り上げの4割を占めている。PA部門も本質安全防爆バリアの水素ステーション向け需要が堅調に伸びた。

また米・マックテック社を買収したことで、HART通信用モデムなどが新たな製品レンジとして加わっている。昨年から実習を取り入れた防爆の訪問セミナーも大好評で、新しい防爆規格の情報や新製品などの紹介とともに、各地域で積極的に開催していきたい。

P+Fグループ全体としては、昨年3%の伸び率にとどまったが、重送検知の超音波センサが米国の選挙用投票機に10万台以上採用されるなど、工業用以外の新分野への参入も果たしている。16年夏、シンガポールにグローバルディストリビューションセンターが稼働する。配送システムを格段にスピードアップするので期待している。大型倉庫をアジア地域に設置することで、従来の週1便出荷が週3便に増やせ、納期の大幅短縮により顧客へのサービス向上につなげることができる。今年も技術力とサービス対応に磨きを掛け、さらなる躍進を目指したい。

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