当社コントローラビジネスの2016年3月期売り上げは、前年同期を上回る見込みだ。マシンコントローラFA-M3Vと、組み込みコントローラ「e-RT3」を中心に、当社の強みである「高速化が生み出す価値」が顧客の装置(製品)のタクトアップをはじめとする、制御機能の高速化・高精度化・高機能化を実現。当製品の主力ユーザーである半導体製造装置や電気・電子部品製造関連の顧客は、好調なスマートフォン市場をはじめとしたグローバルな新市場で世界一に向けた「ものづくり」で成長戦略を展開している。
コントローラビジネスでは、顧客の価値を高めるビジネス展開を継続中で、また産業界でもキーワードの「Industrie4.0」「IIoT」にも対応した「e-RT3Plus」を発表。計測展/SCFで展示し、多くの顧客からの手応えを感じている。
「ユーザビリティの強化」をキーコンセプトに「誰でも」「いつでも」「どこにでも」使っていただけるように、Linuxをベースにハードウエア性能およびリアルタイム性の向上に加え、OSを含むソフトウエアをプリインストールし各種コンフィグレーション/モニタリングをWebで実現するなど、アプリケーション開発までの手間を極力なくした。
当社は、今年100周年を迎え、コーポレート・ブランド・スローガン「Co-innovationg
tomorrow」を制定。
顧客の課題解決に向け、CPUだけでなく各種高機能モジュールを含むコントローラ全体で対応し、企業理念である「計測と制御と情報をテーマに、より豊かな人間社会の実現に貢献する」を掲げ、これからも顧客とともに新たな価値を創造する「共創」で、顧客の圧倒的な差別化「価値」を実現していく。