インバータ 上期も堅調 通期636億円へ モータの駆動を効率化 再生エネ、省エネで利用増

インバータは、モータの最適化ができる装置として国内外の省エネや新エネルギー・再生可能エネルギー活用に向けた強力な取り組み機運を背景に堅調な需要を見せている。2015年4月からのモータのトップランナー基準の適用開始も加わり、さらに需要増が加速している。

汎用(はんよう)インバータの市場は、日本電機工業会(JEMA)の生産統計によると、14年度実績は612億円。15年度の生産見通しは前年度比4%増の636億円。上期は同5.1%増の367億9600万円で堅調に推移。国内の前年並みに対し、輸出は同10.2%増の158億300万円と2ケタ成長を続けている。

インバータは、電力消費量の半分近くをモータが占めるという環境の中で、モータの駆動を効率化するものとして採用が増加。高効率モータ規制の開始により、インバータと組み合わせた利用が増えている。

また最近は、誘導モータ(IM)や同期モータ(PM)も同時に制御できる機能を搭載し、モータによる使い分けが不要になっている。予備品の用意もいらず、在庫コストの削減にもつながる。

同時に、誰でも扱える操作の簡便性が志向されており、スマートフォンなどとの連携も進む。インバータ同様にエネルギー効率化につながるマトリックスコンバータにも注目が集まっている。

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