▼今日からシステムコントロールフェアと計測展、国際ロボット展が東京ビッグサイトで行われている。いま製造業界で最もホットな話題である「インダストリー4.0」 と「IoT」を実現する“ど真ん中”の技術が集まり、これまでにない盛り上がりになると予想されている。しかし、それらに負けないくらいに力が入っているのが、12月16日から同じく東京ビッグサイトで開催される「SEMICON
Japan2015」だ
▼国内の半導体業界の苦境を伝える報道をたまに見かけるが、それは本当だろうか?今後IoTの進展により実社会、産業界で使われるセンサの数は増え、それを処理するコンピュータの数もうなぎ上りに増えていく。それらはすべて半導体の塊であり、増えることはあっても減ることはない。IoTを支えているのはセンサやクラウド、人工知能だけではない。その根底にあるハードウェアにはすべて半導体が入っている。ある半導体製造装置メーカーの幹部が「人間の五感の分だけ半導体の需要がある。これから市場は最低でも5倍は伸びる余地がある」とジョークを交えながら話していたが、まんざら冗談でもなさそうだ。半導体は「産業の米」と言われ、IoTで活況を呈すことは間違いない
▼半導体業界で日本企業のプレゼンスは非常に高い。量産用の半導体メーカーは少なくなったが、最近は自動車や電子機器メーカーなどユーザーが少量多品種の半導体を自前で作り、他社との差別化を図るケースが増えている。その意味では、カスタムや小規模の半導体メーカー(ユーザー)が出てきている。しかも、それを促進する「ミニマルファブ」と呼ばれる小規模投資で半導体製造ラインが作れる技術も実現しつつある。素材から製造装置、半導体メーカー、それを支える中小製造業が集まっているのは世界でも日本しかない。それを使う優れたユーザー企業があるのも日本の強みだ。日本の製造業の復活のカギはここにもあった。

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