イートン・エレクトリック・ジャパン 「国内市場向け製品で飛躍」 藤川真充代表取締役社長

2014年は輸出用工作機械向けの売上げが順調で、昨年比売上げを10%以上伸ばすことができた。今年は各種施策を徹底的に行い、50%の伸びを目指していく。

弊社は特に売上げに占める輸出の割合(輸出用装置向け含む)が多く、日本国内市場に余地があると感じており、国内市場向けの施策を強化する。従来はヨーロッパで生産された世界標準品の旧ムーラー製品が多かったが、中国・蘇州での生産を強化し、日本市場向けに特化した製品を開発・生産していく。特にPSEを取得した価格競争力がある製品を、今後日本向けに投入していく予定だ。外部操作ハンドル付きブレーカー、漏電対応ブレーカーなどが計画されている。これにより現在約1%のブレーカーの売上比率を上げて、近い将来5%まで持っていきたい。

販売体制も売上拡大に備えて強化する。認定代理店のダイトエレクトロンがUPS(無停電電源装置)の売上げアップに大きく寄与しているが、製品全体では、代理店経由での販売比率は現在10%程度だ。これを代理店の力を借りて、当社が訪問できていない顧客開拓を行い、将来的には50%程度まで増やしたい。「北海道・東北」「関東」「北陸」「中部」「近畿」「中国・四国・九州・沖縄」の計6地域で弊社と相性が良い企業と交渉を始めている。直接販売の体制も強化し、人員も増やし、お客様サービスをより手厚くしていく。

グループの相乗効果も狙っていく。米クーパー・インダストリーズ社が12年11月からイートン・エレクトリックグループに加わり、14年1月には大阪地区の拠点を集約するなど、グループ内の統合も順調に進み、相互のブランドの顧客紹介などシナジー効果も表れてきた。「BUSSMANN」ブランドで展開しているヒューズの拡販も今年はさらに期待される。台湾、シンガポールなど、グループ間協力も強化し、ワールドワイドでブランドの浸透をはかる。

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