ピーアンドエフ 「インダストリー4.0を具現化」 太田階子代表取締役社長

昨年は、創立25周年の節目を機に、大きく飛躍できた年となった。FA部門、PA部門ともに前年度比15%を超える伸び率となり、過去最高の業績を達成することができた。特にFAの売り上げは急伸長しており、PAを超えてきている。

手応えを十分に感じながら迎える2015年は、ドイツ本社が創業70周年を迎える年となるが、「インダストリー4・0」で湧き上がる躍動感とともに、近年次々と新技術やユニークな新製品をリリースしている。

FAではユニークな技術を駆使した製品の開発力がぐんぐんと向上し、ヨーロッパのオートメーションアワードなどの技術賞を、パルスレンジングテクノロジー(PRT)を使用したレーザセンサなどで獲得してきたが、最近では「センサーテクノロジー4・0」と銘打ち、次世代のスマートブリッジ技術を視野に入れた製品の開発を進めている。Bluetooth、Wi―Fi、IO―Linkなどを介して、スマートフォンやタブレットPCを使用し、現場のセンサからの情報を取得してインターネットの世界に拡げて管理していくことで、極めて効率の良いフレキシブルな生産体制を確立していくことが可能になる。究極のオンデマンド生産やオンリーYOU製品の生産をも容易に実現する。まさにモノのインターネット世界「IoT」のコンセプトである。この推進で、センサと同様に重要な役割を果たすRFIDもタグ、リーダー、コントローラのすべての機種を拡充し、さらに13・56M〓やUHFなどの周波数帯で各国の電波法を取得することも進めている。

PAでは、昨年からプロモーションを開始した耐圧防爆のコントロールステーションやターミナルボックスが好調に伸びているが、これに加えて、国内の水素ステーション関連のインフラ整備が急速に進められていく上で、防爆機器の需要が伸びることも期待したい。

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