いまの日本の景気に対する評価が、大企業と中小企業ではかなり温度差がある。まったく反対の見方さえ聞かれる。ただ、両者に一致しているのは人手不足という点である。建設工事の人手不足は、資材の値上がりも加わり、作業が計画通り進まなかったり、入札が不調に終わることが増えているようだ。建設現場などで働くアルバイトの賃金も過去最高水準にまで上昇している▼人件費の上昇は日本だけでなく、中国やタイなど新興国でも同様の傾向だ。製造業は人件費の安さを求めて海外へ生産シフトした企業が多いが、その魅力は急激に薄れつつある。地産地消で売れる製品は別として、人件費の安さだけで立地した企業の中には、戦略を見直すところも出始めている。円安ドル高基調もこうした選択をする要因を後押ししている▼一方で、人件費上昇を歓迎している企業もある。その一つがオートメーションなどの自動制御関連メーカーである。その代表例はロボットメーカーだ。中国では人件費の上昇もあり、工場の生産は人手に代わってロボットの採用が急速に増えている。作業も正確で退職する心配もないからだ。日本も人手不足解消をロボットで補うことができれば良いのだが、介護や建設など製造業以外の部分での導入は遅れている。こうした用途はロボットへの代替がなかなか難しいからだ。少子高齢化と人手不足解消の切り札はロボットが握っていると言えるが、人間ように血の通ったサービスができるロボットが実現すると、なおさら良いのだが。

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