省エネ法に対応したエネルギーの消費効率基準に則ったトップランナー方式に、来年4月からモータが加わる。産業機器分野ではトランスがトップランナー製品として、いち早く普及に取り組んでおり買い替えが進んでいる。モータではIE3レベル以上のモータへの切り替えが求められており、原則これ以下のモータの使用が禁止される。

かつて米国で自動車の排気ガス規制が強化された時があった。あまりにも高いレベルでの技術規制であったため、日本の自動車メーカー各社からは「米国の輸入車規制への陰謀だ」「日本の自動車産業もこれで終わりだ」などという声も聞かれた。しかし、日本メーカーは技術開発に悪戦苦闘しながら、最後はこの基準をクリアした。

モータのトップランナー方式も欧米が規制を先行しており、日本が後を追う展開から、自動車の排気ガス規制を思い出したが、その背景はかなり異なる。モータの高効率化の過程には、省レアアース、脱レアアースを目指す技術開発の側面が大きい。最近発表されるモータは、レアアースレスを目指しており、モータ材料にレアアースを使用しないことで、原材料の安定した確保とコストダウンを実現しようとしている。ハイブリッドカーや電気自動車の普及により、自動車にモータを搭載するケースが増えたことで、レアアースの需要が急増し、いびつな市場を形成していた。「必要は発明の母」であるように、また自動車が新しい技術創造のきっかけを作ったと言えるだろう。

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