ワイエイシイ、大倉電気を買収

半導体周辺機器やソーラーシステムなどのワイエイシイは、11月28日付で大倉電気(埼玉県坂戸市にっさい花みず木1―4―4、山崎雅昭社長、資本金1000万円)を買収した。大倉電気の発行株式全株(200株)を取得したもの。取得価格は明らかにしていない。

大倉電気は工業計器や制御通信システムなどに強みを持っているが、2001年に民事再生法の適用を受けて以降、事業再建に取り組んできた。しかし今後、さらなる成長と経営の安定を図るためには、資本の充実が必要と判断し、ワイエイシイグループ傘下の中核企業として事業展開を図ることにしたもの。

ワイエイシイでは、大倉電気の工業計器や制御通信システムは取扱製品の拡大など新たな顧客獲得につながるほか、半導体関連でも大倉の熱関係技術でシナジー効果を見込んでいる。

大倉電気の2013年3月期の売上高は30億1400万円、営業利益100万円。従業員数153人。

また、ワイエイシイの13年3月期売上高は150億4800万円、営業利益は3億8100万円。従業員数193人。

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