英和、東武機器を子会社化 商圏補完でシナジー効果 工業用計測制御機器

工業用計測制御機器や産業機器商社の英和(阿部健治社長)は10月1日付で、産業用オートメーション機器商社の東武機器(仙台市青葉区落合1―14―16、TEL022―392―5911、小山武光社長)の全株式(7万8000株)を取得し、子会社化する。取得金額は非公表。

両社とも工業用計測制御機器の販売では競合するが、英和が関西地区を主な販売エリアとするのに対して、東武機器が東北地区を商圏としていることから、株式取得によりお互いの強みを共有することで補完のシナジー効果が大きく、英和も東北エリアでの営業基盤の強化につながる。

東武機器は、1975年4月創業で、資本金は4500万円。従業員数33人。

アズビル、CKD、エンドレスハウザージャパン、エムシステム技研などを主な仕入れ先にしており、12年4月期の売上高20億5900万円、営業利益1億1200万円、13年4月期は同17億7700万円、同5900万円となっている。本社のほか、山形、岩手に営業所を持つ。

英和は、48年6月設立で、資本金は15億3340万円(東証2部上場)。従業員数は218人。

長野計器、エムシステム技研、デジタル、横河電機などを主な仕入れ先にしている。13年3月期の売上高は269億800万円、営業利益5億6700万円、14年3月期は同280億円、同6億1000万円を予想している。

国内に35カ所の営業拠点を有しており、東北エリアでは、仙台に営業所、秋田と六カ所(青森県)に出張所がある。

東武機器の小山社長、および従業員はそのままで、社名も変更しない。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG