オムロンは、従来品比4分の1の高速タクトで処理を実行できるコンパクト画像処理システム「形FHシリーズ」を好評発売中である。
コントローラと高速カメラ(画素数30万/200万/400万)のセットで価格はオープン。
FHシリーズは、画像処理性能に加え、大容量の画像データ入力や転送、データ出力など、センシングの全工程を高速化して、製造ラインの高速・高精度化に貢献す
る。
カメラ、通信インターフェース、画像処理アルゴリズムなどをビルトインした筐体型となっており、PCベースの画像処理と同等の柔軟性を兼備し、機械設計で頻繁に行われる流用設計や、設計変更時の効率向上が図れる。
また、カメラの台数が増えても、高解像度で高速な画像入力を実現しており、待ち時間なしで最大4つの計測が並列で処理可能な4コアCPUを搭載している。
さらに、超高速通信EtherCAT通信機能の搭載により、計測結果をコントローラやサーボドライバなどに高速で伝達し、センシングと機械の動きをリアルタイムで連動できる。
しかも、独自の新サーチアルゴリズムにより、ピンボケや光沢欠け、重なり、回転、照明劣化による低コントラストなどの影響を受けずに安定したサーチを実現している。
同社従来品比最大9倍の速度で処理可能。