分岐点

2013年6月26日

ものづくりの社会に新入社員が入ってきた。前評判の高い有能な人材で、製造業に新風を吹き込むと期待されている。彼は、造形の世界に新しい手法を持ち込み、一変させる力がある。当分の間は、これまでの手法と両立するが、いずれ主流の座に落ち着きそうである。その彼とは、3Dプリンターである。▼ 2013年版ものづくり白書は、新興国との競合が激化すると予測し、その理由のひとつに3Dプリンターの出現を挙げている。製造技術の蓄積がなくても参入が容易になるので、先進国と新興国の生産の優劣技術の垣根が取り払われると危惧する。造形の分野ではそうかもしれないが、白書は3Dプリンターを支える計測と微細加工に注目した方が良かっ…