理光産業積極的に新規市場開拓建設機械や農業機械特殊車両を中心に 売上げ増と業容ステップアップ

2013年3月20日

フロート、レベルスイッチメーカーの理光産業(大阪府富田林市中野町東2―2―52、tel0721―26―0511、梅津卓式社長)は、新年度から既存の自動車分野に加え、建設機械や農業機械など、特殊車両を中心とした新規市場の開拓を積極的、かつキメ細かく行い、売り上げ増と業容のステップアップを図る。
同社は、独自のブレンド技術により、高精度の比重設定を実現した完全独立気泡体の「RF―2フロート」、さらに同フロートを採用したレベルスイッチ、水・オイル検知センサを中心に業容を拡大してきた。

こうした製品は、大容量タンク向けから機器装置組込用まで、材質・機能・性能別に豊富なラインナップをそろえ、幅広い分野に導入実績を挙げている。特に同社のフロートやレベルスイッチ類は、自動車・自動二輪車を中心に、燃料回りの制御を支える重要な部品として国内はもとより、海外からも高い評価を得ている。

同社は輸出の売り上げ比率が高く、フロートやレベルスイッチ類は、自動車関連を中心に海外での売り上げが好調に推移している。さらに、最近は為替が円安に振れていることから利益増にもつながっている。

これらを背景に、新年度からは自社の技術・製品をより積極的にPRする方針で、乗用車分野に加え、建設機械や農業機械など特殊車両方面を中心に新規市場の開拓を推進する。このための市場調査も積極的に進める。特にエンジン回りや燃料の制御については、特殊車両ごとに製品開発を進め、キメ細かな市場の開拓を行っていく。

同社では、コストさえ合えばアフターサービスがしやすい国内で生産するのがベストとして、数年前から数億円を投資し、本社工場の増設を進め、増産体制を図ってきたが、昨年終了した。

これによって、高品質の製品を顧客が求めやすい価格で提供できる能力と生産体制が整ったことから、今後は積極的なPR活動や営業展開を進めていく方針だ。

さらに、同社の加工技術が発揮できる新規のアッセンブリ事業についても、フロートのアッセンブリを中心にテコ入れを行い、ユーザーとの共同開発も含め事業の拡大を図る方針。

梅津社長は「自動車関連の燃料制御技術については大きな自信を持っている。これまで当社は下請けのパーツメーカーというイメージが強かったが、今後は自社の技術をしっかりとPRし、ステップアップを目指す。新規市場開拓は時間がかかるかもしれないが、目先に振り回されることなく、自主自律の精神で臨んでいきたい」と語っている。