ワイヤレス・データ通信システムパトライトが「高速版」送信距離・耐ノイズ性向上

パトライト(大阪市中央区松屋町8―8、TEL06―6763―8001、澤村文雄社長)は、ワイヤレス通信で報知機器を制御する、ワイヤレス・コントロールユニット(ワイヤレス・データ通信システム)「AirGRID(エアグリッド)PWS型高速版」を発売した。標準価格は送信機・受信機とも4万円。初年度販売目標は5000台。

同社は、工場設備や民間・商業施設などで配線工数や費用の低減、さらに離れた場所で設備の稼働状態や異常通報を行う要望に応えるため、回転灯や音報知器、表示器などの電源制御製品と組み合わせ、装置の稼働状態や異常などの発生を報知するワイヤレス・コントロールユニット「PWS型省エネ版」を2011年に発売し、5000台の販売実績を有する。

高速版は、特定小電力無線(周波数帯429MHz)を使用しており、間隔の短いパルス信号入力に対応することで、省エネ版では対応できなかった生産実績をカウントするセンサ信号を連続して無線送信し、生産実績のカウンタを無線化することが可能になった。

さらに、受信機側へ信号が到達したことを知らせるアンサーバック機能を搭載して信号が到達したことが確認できる。

変調方式はFSKモードと、送信距離や耐ノイズ性を向上させる通信方式「SSモード」を搭載。

伝達距離は、FSKモードが屋外約350メートル、屋内約100メートル(地上高2メートル・見通し良好の場合)、SSモードが屋外約600メートル、屋内約200メートル(同)。中継器は2台まで接続でき、伝達距離は1・8キロメートルまで可能。

そのほか、3つの周波数チャネルの中から電波環境のよい周波数を自動で選択できる3波モードを搭載、省エネ版同様の防まつ構造で屋外設置が可能(直取付時/壁面取付ブラケット使用時)、リレー接点出力を搭載しており、回転灯や音報知器など、電源制御製品へ直接接続できるなどの特徴を持つ。

定格電圧DC12~24V、保護等級IP54。構成台数は、送信機・受信機合わせ1周波数チャンネル当たり30台。伝達時間はFSKモード0・3秒マイナス10%、SSモード0・9秒マイナス10%。

乾電池での動作が可能な省エネ版との並行発売で、環境や用途に合わせて選べる。

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