分岐点

今の季節は高秋である。澄んだ青空と紅く染めた葉の鮮明な色合いを太陽の光が演出し、見上げる人の心を澄み込ませる。秋ならではの景色であるが、秋風が吹くという諺もある。今年はどうもそのような気配も感じられる。▼日本政策投資銀行の今年6月調査による大企業の今年度国内設備投資額は、製造業が19・1%増加、非製造業が8・6%増加し全産業で12・2%増える。実に5年ぶりの増加である。製造業では能力増強よりも維持・補修、合理化・省力化が中心になる。▼資本金1億円以上の大企業・中堅企業の地域別設備投資調査も同時に行われた。製造業を見ると、東北、北陸と九州が電気機械などの減少により前年度比でマイナスになるが、他の地域は増加する。首都圏は31・2%増、北海道29・7%増、関西22・4%増、中国20・7%増、東海17・6%増などである。▼中小企業製造業の設備投資動向も良い。日本政策金融公庫が9月調査を発表したレポートでは、今年度は前年度より10・3%増える。上半期は5・0%増加であるが、下半期に15・3%増加と大幅に伸びる見通しである。産業界が設備投資に拍車をかけるという両調査結果は、設備関連業界が期待を持つのに十分な内容である。▼が、FA制御機器業界ではその恩恵をまだ受けていない。夏場回復が延び、来年という声や先行き全く見えないなどの声も出始めている。市場が国境を越えた結果、二転三転する海外動向も国内設備投資に影響を与えているようだ。秋の夜と人の心は7度変わると言われる夜空を見ながら、確信の数値を探している。

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