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JSIA30周年に期待する 省エネ事業への挑戦を応援 経済産業省製造産業局 産業機械課長 藤木 俊光

この度、社団法人日本配電制御システム工業会が設立30周年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。

貴工業会は、配電盤、分電盤及びその他の制御盤等の品質や生産技術を向上することで、わが国の産業の振興と国民生活の向上及び安全の確保に貢献することを目的に日本配電盤工業会として発足されました。

その後、ビル・マンションの大型化や集中制御・遠隔監視などビルのインテリジェント化など、高度な制御システムが求められる中、貴工業会も制御システム分野へ拡大を進めるとともに、日本配電制御システム工業会へと名称変更をされました。

今、エネルギーの有効利用や自立分散型エネルギーシステムに注目が集まっています。そのためには、省エネルギーかつクリーンなエネルギーを利用した新しい機器のあり方や新ビジネスの創造と発展について皆様の積極的な対応を期待しているとともに、皆様のチャレンジを経済産業省としても応援していきたいと考えております。

また、経済産業省と致しましては、エネルギー生産性を向上し、蓄電池や自家発電、エネルギーマネジメントシステムなどの技術を活用したピークカットや省エネ性能の向上などに積極的に取り組む所存です。

また、これまで培ってきたものづくり技術や日本独自の知恵・技・感性を活かした製品の海外展開も支援して参ります。

最後になりましたが、社団法人日本配電制御システム工業会並びに我が国の配電制御システム産業の一層の発展を祈念し、私のお祝いの言葉といたします。