製品ギャリ―をオープン ベッコフォートメーション 各種産業用PCなどFA制御計測機器を体感可能

パソコン(PC)ベースのFA自動制御計測機器やソフトウェアメーカーのベッコフオートメーション(横浜市中区桜木町1―1―8、TEL045―650―1612、川野俊充社長)は、これらのFA制御計測機器を一堂に展示し、操作できる製品ギャラリーを本社内に16日、オープンした。

ギャラリーには、幅広い用途に対応できるように、エントリークラスのバスターミナルPLC(プログラマブルコントローラ)、ミドルクラスの組み込み型PC、ハイエンドクラスの産業用PCなどの各種産業用PCをはじめ、マルチコアCPUの性能を引き出すソフトウェアPLC「TwinCAT3」を体感できるワークステーション、さらに、オープンネットワークEtherCATに対応したI/O機器やサーボ・ステッパードライブ、セーフティ機器、フィールドバス機器、ゲートウェイ、バスカプラなどを実機で展示・操作できるようになっている。

また、EtherCAT対応機器の開発支援製品群の展示や、EtherCATの性能を活用して効果を挙げている包装ラインのアプリケーション事例なども紹介している。

産業用PCやネットワークなどの初心者からエキスパートまでの誰もが理解できるような展示になっており、エンドユーザーや販売商社の技術や営業、マーケティング担当者らが同社の誇る製品の質感を体験できる。

日本事務所開設1周年

同社では、このギャラリーの隣の部屋で定期的に製品技術セミナーを開催しているが、これと連携することで、より理解が深まる効果も期待している。

同社はドイツに本社を置き、PCベースのオープンなFA自動制御計測機器システムを提供している。

昨年3月に日本事務所を開設して1周年を迎えたことを記念して、ギャラリーをオープンした。

生産性向上に貢献

川野社長は「『復興とともに立ち上がる』これがオフィス開設と震災当日が重なった当社の会社設立時の抱負であった。震災の影響を受けた工場からの支援依頼が初めての電話であったが、無事に対応が済んだ後、そのお客様に感謝されたことは日本法人としての存在意義を実感した、忘れられない経験である。この1年間、技術・営業サポート体制を充実することにフォーカスし、当時3人だったスタッフも1年で4倍の規模に成長させることができたのも、この原体験に押されたことにほかならない。日本の製造業はグローバル化で大きく差がつく節目を迎えている中で、世界で急成長をしているEtherCATの生みの親として、そしてPC制御のパイオニアとしての自負と誇りを持って、引き続き日本の製造業の生産性向上に貢献できるよう気持ちを引き締めてサポートに注力していきたい」と語っている。

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