JSIA―PL保険は、国内PL限定タイプと総合タイプ(従来のPL保険+CGL保険)の2種類を用意しており、選択は自由にできる。
PL限定タイプは、配電盤等の引き渡し後の欠陥事故による納入先企業への損害を補償するものである。
総合保険は、PLリスク、作業リスク、施設所有リスクを包含している。そのため、引き渡し後の配電盤の欠陥による事故(PLリスク)のほか、配電盤引き渡し時の据付作業中の事故(作業リスク)、メンテナンス作業中の事故(同)、引き渡し前の試運転中の事故(施設所有リスク)、デモ中の事故(同)、工場等施設の欠陥・管理不備による事故(同)などが補償される。支払限度額引き上げ、支給部品保管中の事故補償、不良製造品の損害補償などのオプションも用意されている。
今年4月1日までの加入会社は133社で、団体加入率が高い。工業会独自の内容の吟味などで補償範囲が広いにもかかわらず、保険料は他よりも安価であるのが特徴となっている。
例えば、年間の配電盤売上高5億円の企業が支払限度額1億円補償に加入すると、総合タイプで年間11万2790円、PL限定タイプで5万8400円。年間の配電盤売上高10億円企業で支払限度額2億円では、総合タイプ22万2200円、PL限定タイプ10万4000円の保険料で済む。
なお、保険期間は4月1日午後4時~来年4月1日午後4時までの1年間。申込み期限は、3月9日まで。