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配電制御システム全国で72社83工場にJSIA認定の優良工場技術力も評価基準

日本配電制御システム工業会(盛田豊一会長)はJSIA優良工場認定制度の普及に取り組んでいるが、このほど開催の認定審査で更新25社26工場が合格し、全国で72社83工場となった。優良工場を取引条件にするユーザーが増えていることから、配電制御システム各社は認定取得を積極的に目指すものと見られる。

JSIA優良工場認定は、優れた品質保証体制と優秀な製造技術を有する工場を認定する工業会独自の制度である。

ISO9001は品質マネジメントシステムを審査するもので製品品質の高さは証明していない。一方、JSIA優良工場認定制度は品質システムのみならず配電盤類に関する技術力も評価基準に含めている。

そのため、優良工場の認定審査基準として、ISO9001を基本に配電制御システムメーカーとして必要な事項を追加し、設計・製造・検査の国家資格などの保持者在籍義務、法令の順守能力による高い技術力の確保、さらに指定講習会の受講義務、PL保険の加入義務を設けている。

近年は、配電制御システム各社が優良工場の認定取得を積極的にアピールしており、配電盤類のユーザーも電気設備の安全性を高めるため、品質管理システムのほかに、製品の高品質を生み出す製造技術力を選定の条件にし始めている。

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