米・アロー社、チップワン買収日本市場での通販事業強化

電子部品・半導体などの通信販売を行っているチップワンストップ(高乗正行社長)は、米国の大手電子部品販売商社のアロー・エレクトロニクス社からの株式の公開買い付けに賛同、今後アローの完全子会社として営業活動を展開する。

チップワンは2001年の設立で、Webサイトを通じて電子部品のインターネット販売を行っており、東証マザーズに上場している。08年4月にオムロンが行っていた通信販売事業「オムロンツーフォサービス」の一部を統合するなど規模の拡大に取り組んでいる。現在約700社のサプライヤと取引し、約10万7000人の登録Web会員に利用されている国内の大手ネット販売業者のひとつ。10年12月期の売り上げは約36億円、経常利益は4億9600万円。

アローは46年設立で、ニューヨーク証券取引所に上場する世界有数の電子部品販売商社。世界52カ国340カ所でグローバル販売ネットワークを構築しており、1200社を超えるサプライヤ、11万5000社を超える顧客と取引している。10年12月期の売り上げは187億4500万ドル。従業員数は1万2700人。

チップワンはアローの子会社になることで、アローの幅広い顧客・仕入先網などを効率的に利用することが可能になる。また、両社が共同で顧客開拓や商品サービスの開発も行えるなど両社の企業価値向上へのシナジー効果が見込める。

アローにとっても、電子部品・半導体などの世界最大市場の一つである日本市場開拓への足がかりができ、アローの設計・デザイン力と営業力を浸透させることにもつながる。

公開買い付け価格は1株22万円で、買い付け期間は8月9日~9月20日までの30日営業日。公開買い付け成立には株式の66・7%(3万2077株)の応募が必要となるが、すでに43・57%の株数を、大株主2人(図研、高乗正行社長)から賛同を得ている。

ネット販売を含め電子部品流通業界もグローバル販売競争が激しくなっており、8月1日には豊田通商がエレマテックに対し、公開買い付けを行うことを発表している。

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