国際電業複雑なプログラム不要自販機用基板を相次ぎ発売

【名古屋】国際電業(名古屋市昭和区円上町27―14、TEL052―871―6621、古川長武社長)は、自動販売機・精算機などの課金制御装置を容易に製作できるコインメック・ビルバリ用インターフェース基板として、通信タイプの「PCCB―SN」=写真=を発売した。標準価格は3万7500円。

また、表示付きI/Oタイプの「PCCB―IDN」も4月1日から発売する。標準価格は4万8000円。両機種合わせて毎月30台の販売を予定。

コインメック・ビルバリ用インターフェース基板は、貨幣受入払出装置(コインメック)と紙幣識別装置(ビルバリ)を制御する基板で、大手の自販機メーカーなどが手掛けないような多品種小ロットの自販機、料金精算機をターゲットにしている。

「PCCB―SN」は、PC、PLC(プログラマブルコントローラ)などの上位制御装置との通信制御にRS―232Cを使用、上位制御装置から対話式で専用コマンドの受け渡しが行えるので、複雑なコマンド、プログラムは必要ない。コマンドには、アスキーコードを利用している。

また、同社従来機では、電源にDC24VとDC5Vの2系統の電源が必要であったが、今回はDC24V単一電源を供給すればよい。サイズも従来機より大幅に小型化され、100×110×11ミリと面積比で約44%になっている。

コインメックまたはビルバリと基板間の通信状態を光で知らせるモニタLEDを標準装備。RoHS指令にも対応。

水、卵、野菜、米、インスタント食品、カード、造花などの自動販売機や、食堂・遊園地などの券売機、コピー機などのほか、駐車場・駐輪場、洗車機、シャワー、TV、コインランドリーなどの時間貸し機器の精算にも利用できる。

一方、「PCCB―IDN」は、PLC機能が付加されており、タクトキースイッチで記憶させることにより、4種類の商品まで管理でき、商品ごとに金額設定が行える。7セグメントの金額表示LED、販売中・売切れを表示するLEDも備える。4種類までの固定商品を販売する自販機などに適している。

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