2011年わが社の経営戦略 営業・業務の効率化徹底

いわずもがな昨今の国内外の混迷する状況情勢の中で、一部企業に景気回復の兆しはあるものの、本年も引き続いて不安定要素が山積する市場の動向において、高度な経営判断が求められる1年になると推測する。

このような状況下、当社は営業努力に加えて社内のマンネリ化している様々なムダを排除して効率の良い業務展開を図り、結果として適正な収益を追求することを目指していく。

具体的には(1)「入を計り出を制する」(2)情報の共有化により臨機応変な生産体制と迅速な顧客サービスを実現する(3)品質・機能・性能はもとより環境・安全面においても更なる顧客満足を得る製品供給を行う、以上の3項目を確実に実行して目標を達成する。

ところで、人件費の安い近隣諸国での海外生産は、国内の価格競争の厳しいマーケットの中で生存していくためには魅力的であり、わが国の産業界ではそれぞれの業界でリーダーシップを持つ大企業や一部中小企業が、強力な資金・生産・情報・物流基盤をバックボーンに成果を収めている。大多数の中小企業の海外生産は、大きなリスクを背負っての試みとなり、モノ造りのファクターを総合的に精査すると、必ずしも有利に展開できるとは言えない。

当社のジョイスティックを主とする各種操作スイッチは、人命に関わる重要な用途の操作に使用されるので、高信頼性の部品を匠の技で一品一品組み上げる製品から量産品にいたるモノ造りのすべてに、安全と一貫したPDCAによる生産システムが求められる。

当社のモットーとしている「メイドインジャパン」は、当社が取り扱う製品の特質上、顧客満足への最短距離と位置付けた経営方針から成るものであり、今後も「メイドインジャパン」にこだわりを持って取り組む。

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