2011年わが社の経営戦略 ビッグプロジェクト起爆剤に飛躍

ジック本社の2010年12月期の売り上げは、対前期比約25%増と過去最高であった08年度に戻りつつあり、受注ベースではこれを超えるペースが続いている。日本は本社に比べると回復のペースがスローで、約16%増であった。09年度は、08年度が予想以上に良かったため落ち幅が大きくなり、加えて急激な受注増に納期の対応ができず、受注残が増える結果になった。

11年12月期は同20%増の売り上げ計画を立てており、ピーク時に戻す。

今年度から来年度にかけてビッグプロジェクトが目白押しとなっており、これを2段、3段ロケットのように大きく飛躍するチャンスの時と捉えて取り組む。

オートIDとビジョンシステム、レーザー測定器などを組み合わせた物流システムは、長期のプロジェクトとして期待できる。また、3Dビジョンシステムも急激に立ち上がってきており、ここ2~3年で事業の柱になるチャンスが出てきた。レーザー計測関係も、小型・長距離タイプなど商品が充実してきており期待している

セーフティは当社にとって大事な事業であるが、自動車関連の投資が厳しい中で、一挙に元に戻すのは難しいものの、物流、包装、電気などの分野でも安全対策の強化が注目されていることもあり、事業強化への作戦を練っていきたい。

今年も、春先からセーフティ小型スキャナやバーコードカメラ、カラー3Dカメラビジョンシステム、小型距離計などの新製品の発売を計画している。

本社も日本市場の声を重視した姿勢で製品開発などに取り組むことで、各面で成果に繋がっている。同時に市場・製品に特化したディープな営業戦略も必要なことから、エリアとソリューション営業を組み合わせた取り組みで成果に繋げたい。

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