三菱電機 フィルタパック付で省スペース誘導、同期の両モータにも対応小型汎用インバータを発売

三菱電機は、汎用インバータ「FREQROL―F700シリーズ」で、ファン・ポンプ用途に最適な簡易小型タイプ「F700―PJ」=写真=の販売を開始した。標準価格は3相400Vクラスで、フィルタパックなしが10万8000~52万4000円、同有りが14万3000~61万6000円。

新製品は、700Pシリーズの特徴である、汎用モータ(IM=3相誘導モータ)だけでなく、IPM(同期モータ)の運転を1台で対応できる機能を踏襲している。

両モータの切り替えは設定ひとつで簡単に行え、インバータを2種類そろえるなどの在庫負担が軽減できる。従って、インバータを導入後、段階的に誘導モータからIPMモータへの更新を行うことが可能になる。

また同社では初めて、700―PJシリーズにフィルタパック付きを品ぞろえした。フィルタパックは、空調用途に不可欠な力率改善DCリアクトルや零相リアクトル(ラインノイズフィルタ)、容量性フィルタ(ラジオノイズフィルタ)を一つのユニットにしたもので、従来これらを組み込む時に必要であった複数の配線作業が省力化でき、しかも取り付けもフレキシブルなため、様々な盤内レイアウトに対応して省スペースでの取り付けが可能。国土交通省の公共建築工事標準仕様書(電気設備及び機械工事編=平成22年版)の高調波抑制対策ガイドラインに適合している。

さらに、内蔵の省エネモニタによって操作パネル、出力端子、ネットワーク経由などで、省エネの効果が確認できるほか、出力電力量をインバータで測定し、パルス出力できるため、簡単に電力量の積算値も分かる。

加えて、ファン・ポンプ制御に最適なPID制御機能の充実、回生回避機能の搭載、瞬停再始動機能やつれ回り引き込み機能など使いやすさに配慮した設計になっている。

そのほか、横方向に密着して設置できるサイド・バイ・サイドの省スペース化対応や、Mダイヤルによるクイック設定、高い引っ張り強度を有するスプリングクランプ端子を採用しており、長寿命部品の採用と寿命診断機能の搭載、通信機能の充実などの特徴を持っている。

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