JSIA 配電制御システム長期間使用の配電盤放置を見逃がさない更新時期判定手引き発行 20年以上経過が多数存在

日本配電制御システム工業会(JSIA、盛田豊一会長)は、高度情報社会で安定した電源確保がますます重要性を増してきている半面、20年以上経過した配電盤が使用されている現状を改善するため「配電盤の更新推奨時期判定の手引」改定版を発行し、定期点検・改修更新の活用を呼びかけている。
JSIAでは、1990年に「老朽化配電盤の更新推奨時期判定の手引」を制定、2001年4月に改定している。その後、社会のIT化が急速に進み、事故による停電はもとより瞬時の電圧低下すら許されない状況になっている。しかし、配電盤は高度成長期、またはそれ以前に設置されたものが多く使用されていることから、社会の電源安全確保へ改訂版を発行した。

今回の改正では「老朽化配電盤…」を「老朽化」を削除して、定期点検により機器の経過年数、劣化現象及び環境条件を総合して、設備全体の更新時期をより容易に判定できるようにした。

この手引は、屋内外用の高圧受電設備(キュービクル式、組立式=開放形)で公称電圧6・6KV以下、系統短絡電流12・5KA以下の回路について適用。

判定フロー、判定シート、調査結果表、改修措置判定結果、チェックシートの項目に沿って記入することで、簡単に更新時期が判明する。

資料には定期点検周期と更新推奨時期の代表例が記載されており、顧客説明にも効果的な内容になっている。

主な機器の更新推奨時期は次の通り。

▽高圧配電盤15年

▽柱上気中開閉器15年(屋内10年、屋外10年)

▽高圧断路器20年(手動操作1000回、電動操作1万回)

▽高圧限流ヒューズ10年(屋内15年、屋外10年)

▽避雷器15年

▽油遮断器20年

▽真空遮断器20年または規定開閉数

▽高圧進相コンデンサ15年

▽直列リアクトル15年

▽油入変圧器20年

▽乾式モールド変圧器20年

▽指示計器15年

▽保護継電器15年

▽モールド形計器用変成器15年

▽高圧電磁接触器15年または規定開閉数

▽低圧配電盤20年

▽気中遮断器15年(または規定開閉数)

▽配線用遮断器15年(または規定開閉数)

▽漏電遮断器15年(または規定開閉数)

▽低圧電磁接触器・開閉器10年

▽汎用半導体無停電電源装置10KVA以下5~6年、10KVA超6~10年

▽汎用インバータ・サーボドライブユニット(使用環境で大きく変化)

▽汎用PLC(使用環境で大きく変化)

▽高圧誘導電動機20年

▽低圧誘導電動機15年

▽直流電源装置(充電器)15年

▽直流電源装置(蓄電池)5~7年

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