コンテックなど3社リアルタイム動画配信で提携救急車と病院つなぎ指示

コンテック、阪神高速技術(大阪市中央区南本町4―5―7、TEL06―6120―2203、中島裕之社長)、情報技術(大阪市西区西本町1―3―15、TEL06―6539―6997、浜口義之社長)の3社はこのほど、リアルタイム動画配信システムの営業、販売、及び保守に関する業務提携を締結した。交通事故現場の救急車から医療機関に高精細の動画をリアルタイムに配信するもので、救急車両向けに100台から200台程度の導入を目指す。 この提携は、医療分野でのリアルタイム動画配信システムの導入から保守まで、一貫した体制を作ることを目的としており、コンテックは、主要機器の供給と、機器の保守サービスの提供を担当するとともに、今後の機能拡充において、新規に必要となる機材の実用化を担当する。 阪神高速技術は、営業及び販売、保守契約、システム及び機材の開発を担当する。情報技術は、システム・機器の設置や現場での保守などを担当する。 同システムは、阪神高速技術が高速道路の点検・維持管理で長年培った情報伝送技術を医療分野に応用するもの。現場の救急車から医療機関に高精細の動画をリアルタイムに配信することで、現場の救急患者の容態や症状を医師が直接確認でき、救急隊員に的確な指示を与えることができる。 また、現場で適切な応急処置が施せるだけでなく、効率的な医療トリアージ(治療の優先度の決定)などの社会的要請に応える有効なシステムである。 現在、コンテックでは、保守ビジネスを含む総合サービス事業の構築を進めており、既存のデバイス&コンポーネント事業、ソリューション&サービス事業、さらにEMS事業に加え、第4の柱として育成する方針である。 さらに、同システムを総合サービス事業の一環として、ハードウェアやシステムソリューションの提案と開発、加えて保守サービスをサポートするとともに、コンテックがFA(ファクトリーオートメーション)分野で長年培ってきた厳しい品質管理体制により、医療現場に最適な機器を提供していく。 なお阪神高速技術は、阪神高速道路のグループ企業で05年設立、道路構造物や施設の新設・改築・維持・修繕・災害復旧などを主要業務としている。情報技術は、阪神高速道路の営業管理及びシステムの維持管理、さらに情報システムの企画・開発などを主要業務としている。

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