2010年ものづくり白書「主要製造業の課題と展望」⑩分析機器産業迅速な新製品投入が必須

2010年9月8日

1、現状 分析機器は、物質固有の組成、性質、構造、状態などを計測するための機械器具・装置で、科学研究、材料開発、品質管理、環境計測など、製造業からサービス業に至るまで広範な分野で用いられている。最近では医療や食品検査など、安全・安心な社会を維持するためにも活用されている。1機種当たりの年間生産台数は、特殊かつ高価な機器で数台、多くても液体クロマトグラフなどの数千台であり、分析機器産業は多品種少量生産型である。 国内生産額は、2008年度の秋以降、世界的な景気後退により自動車、半導体等主要産業の多くが減速し、特定の産業分野の動きに左右されにくい分析機器業界においてもその影響が出ている状況である。…