オートメーション新聞最新号N0.402を発行しました!詳細はこちらから

需要回復示すFAセンサー 半導体・HPD製造装置、電子部品実装機向け投資復活 太陽光発電・安全関連など新分野も伸長

Fa用センサー市場は、国内市場の需要回復と中国を中心とした海外市場の伸長を背景に、昨年秋以降順調な回復を見せている。日本電気制御機器工業会(NECA)の検出用スイッチの出荷統計では、2009年度の上期(4~9月)は、355億円で対前年比58・4%、対前期比87・1%であったが、第3四半期単期(10~12月)では235億円となり、前年比で100・7%、前期比では124・8%となり、順調な回復傾向を示している。国内市場では工作機械、自動車関連が停滞気味だが、半導体・FPD製造装置関連の設備投資が活発化しているほか、電子部品実装機、3品(食品・薬品・化粧品)業界が堅調な動きを示している。また、輸出も中国を中心にアジア地区での需要が大きく回復しており、NECAの第3四半期の統計でも前年比120・2%、前期比139・5%と急回復を示している。太陽光発電システム関連需要や、安全・防犯分野など、FA分野以外でのアプリケーションも順調に拡大している。