分岐点

2010年2月17日

スーパーの食品売り場では、相変わらず包装された食品の裏表をじっくり見ている人が多い。欲しいものがあっても「××産」と記載されていると、次の物に手を伸ばす。そして、「○○産」を認めるとさっと買い物カゴに入れる。最近では地元産直のコーナーが設けられ、丁寧に生産者の顔写真まで掲示されている▼それほどまでに消費者はこだわっているのだから、植物工場産の明記があれば安心すると思うが、狭い範囲で調べた限り見当たらなかった。もっとも、植物工場は昨年3月時点で50カ所と少ない。経済産業省では3年で150工場を目指し、工場立地法の改正、補助制度、自動制御技術の開発など手を尽くしている▼京都の亀岡プラントは宅地、千葉のアーバンファームは雑種地、兵庫の三田グリーンハウスは工業用地、大分の久住高原野菜工房は農地など植物工場の立地はさまざま。設備もロボット、搬送システム、照明・水管理・温湿度管理など自動化制御技術のオンパレードである。こうなると第一次産業ではなく第二次産業の製造業に属する▼そういえば、今流行の自動化された回転寿司もサービス産業というよりは組立産業に近い。第一次産業、第三次産業の中で、人手不足や生産性の低い業種を抽出し、自動化を研究していけば新市場が見えてくる気がする。内需型産業の振興にもつながる。