柿内幸夫 の検索結果

儲かるメーカー 改善の急所 101項 (10)

■急所10 繰り返しの作業の事前準備    ↓ 繰り返しの作業にこそ、チエのレベルが現れる   先回に引き続き「繰り返し」についてお話しします。 繰り返す、ということは、もし前回にすごく良いやり方ができたとしたら、今回もそのすごく良いやり方を再現すれば、結果はすごく良いということが分かっているということです。すなわち今回のテーマは再現性の追求ということになります。 前にやったことがあるのであれば、その仕事に必要なモノはすべて分かっているのですから、全部を近くに取りやすく準備できるはずです。例えば段取り替え作業で担当作業者が何かを探したり取りに行ったりしたら繰り返すための学習や準備や手…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (9)

■急所9 繰り返し作業のポイント    ↓ 合わせるな、当てろ   工場の仕事にはその間隔や量に違いはありますが、繰り返しの仕事が多いと思います。少品種大量生産の場合は同じモノを大きなロットサイズで繰り返し作ります。 多品種少量生産であっても、段取り替えを繰り返しながら、ひと月に一回は同じモノを作るということがありますね。もっと間隔があくのは、例えば毎年お歳暮やお中元がある食品会社のお仕事です。年に一回ですから相当に久しぶりのお仕事ですが、これだって繰り返しですね。 このように仕事の中に繰り返しはとても多いのですが、せっかく繰り返すと分かっているのに、以前に経験したその仕事のやり方が…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (8)

■急所8 生産性の高め方    ↓ 手は使っても、足は動かすな   私は1974年に日産自動車に就職して18年間勤務しました。そしてその間ずっと改善の仕事をしておりました。その後、同社を円満退職し改善コンサルタントになり、気が付くと既に28年間がたっています。 自分でも驚きですが、46年間も改善の仕事をしてきているのです。そしてその間ずっと、モノづくりの現場にいて改善をし、モノができる様子を自分の目でジーッと見てきています。 そうするとどうなるか…ですが、かなりいろいろなことが分かるようになりました。例えば生産性が高い工場かどうかはひと目で分かります。もしそこで作業をしている人たちが…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (7)

■急所7 合理的なモノの造り方    ↓ 一回つかんだら離さない   今回は合理的なモノの造り方についてお話ししたいと思います。 モノを造るにあたっての合理的とは、「モノを造るための動作以外は行わない」こと、すなわち動作のすべてがモノを造ることに有効に使われることを言います。当たり前ですよね。 しかし私たちの周りには、これまでそれを当たり前としてやってきたけれど、よく考えると必ずしも合理的とは言えないモノの造り方が結構あるのです。 モノを造るということは付加価値が付くということです。例えば「モノを運ぶ」という動作は、運ぶことによってそのモノの位置が変わるだけなのであって、おいしくなっ…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (6)

■急所6 動作経済の四原則 その④ 負担   ↓ 楽にする   今回は動作経済の四原則その④「楽にする」についてお話しします。 動作経済の4原則の4番目、最後です。これまでは「距離を短くする」して、「両手を同時に使う」ようにして、それから「動作の数を減らす」ことの3つのカイゼンを実行して来ました。この3つの内容をカバーすれば動作はかなり理想状態に近づいているはずです。モノを近くに取りやすく置いて、手を左右対称で同時に使えるようにして、余計な動作の数を減らしたので当然ですが作業者は楽になるはずです。 しかしここで安心してしまい、「この作業を実行してくだされば必ず楽で生産性が上がりますの…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (5)

■急所5 動作経済の四原則 その③ 両手    ↓ 動作の数を減らす   今回は動作経済の四原則その③「動作の数を減らす」についてお話しします。 動作経済の4原則の3番目です。これまでは「距離を短くする」すなわち「近くに置く」、そして「両手を同時に使う」すなわち「すべての手や機械が同時に付加価値を生むようにする」という比較的分かりやすい内容でした。 今回は「動作の数を減らす」ということですが、そもそも動作って数えられるの? というところから分かりにくいかもしれませんね。   動作は数えられます。ペン立てに挿してあるペンを取って、持ち替えないでそのまま書き始めることができれば…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (4)

■急所4 動作経済の四原則その② 両手    ↓ 両手を同時に使う   今回は動作経済の四原則「①距離を短くする」「②両手を同時に使う」「③動作の数を減らす」「④楽にする」のその②「両手を同時に使う」についてお話しします。 ピンボードという器材をご存知でしょうか? スピードレーティングを練習するための道具で、このボードにある30の穴に30本のピンを挿す作業をしている人の動作を観察して、その人のスピードのレベルを平均的な100とか、競争力がありかつ持続可能な125とかのレベルに格付けするのです。 今回はこのピンボードを使って動作経済の4原則の説明をします。最初に何の説明もしないでこの作…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (3)

■急所3 動作経済の四原則その① 距離    ↓ 距離を短くする   これから4回にわたって「動作経済の四原則」という動作に関する便利な原則の話をいたします。製造業で仕事をするということは、材料に何らかの作用を加えて付加価値を付けていくことといえるでしょう。そしてその付加価値を付ける方法として、人の手でモノを組み立てたり、あるいは設備を使ってモノを加工したり変化を起こさせたりということがあると思います。 そしてこれからお話しする4回の内容は、基本的に人の手の動きでモノを組み立てたり作ったりする動作についてのお話しです。   良い動作とはどういうことだと思いますか? ムダな動…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (2)

■急所2 基本の大切さ    ↓ 基本中の基本を徹底せよ   勉強でもスポーツでもそしてもちろん仕事でも、もしあなたが「基本は大切だと思いますか?」と聞かれたら皆さんYESと答えるのではないかと思います。 しかし次に、「あなたはその基本をしっかりと教わったことがあって、その上で基本をきちんと守っていますか?」と聞かれたらいかがでしょうか? YESと答えてくださる方はグンと減る気がします。   Kさんは家具メーカーA社で働くベテランです。Kさんの隣には若い社員のYさんがいて、同じ仕事をしています。 お二人の仕事ぶりを見ているとベテランのKさんと若いYさんとの間にはずいぶんと違…


儲かるメーカー 改善の急所 101項 (1)

■急所1 改善は誰のために行うか    ↓ 工場でのあらゆる活動は、お客さまからのご要望に応えるために行っている。   「改善は誰のために行うか?」というシンプルな質問ですが、これにはいくつかの答があると思います。一緒に考えてみませんか? 自分のため…そうですね、いいと思います。自分で仕事をしていてすごく面倒くさかったりきつかったりということってありますね。そんなときに、いいアイデアを思いついて改善を実行したら楽に良いものができるようになったとしたら、それは嬉しいです。さらにその改善を上司の方がほめてくださったりすればなおさら嬉しいですよね。そして改善を実行する過程で方法を考えたり材…