
日立産機システムは、産業オートメーション分野の多様なニーズに対応する新サーボシステムとして、小容量サーボアンプ「AD7」(50W~1.5kW)と中~大容量サーボアンプ「AD7-MEGA」(2~45kW)、それらに対応するサーボモーター「ADMR」「ADNX/ADNY」を発売した。
新サーボアンプ「AD7/AD7-MEGA」シリーズは、従来機より速度応答周波数、通信周期を大幅に向上し、より微細な機器制御を実現。産業用ネットワークとして普及が進むEtherCATと、従来のアナログ・パルス制御の両方に1機種で対応でき、方式が混在する装置ラインでも在庫管理や装置設計の効率化が可能。
50Wから45kWまで幅広い容量をカバーし、PCに接続して簡単な操作で初期設定やチューニングが行えるため、セットアップ工数は従来機比で最大50パーセント削減できる。
同時に刷新されたサーボモーターは、エンコーダ分解能や最高回転速度(毎分5000回転から毎分7000回転へ)、瞬間最大トルクが向上した一方、小型・軽量化を実現。保護等級IP67にも準拠している。