日本工作機械工業会(日工会)が発表した2025年4月分の工作機械受注額(速報値)は、総額で1302億600万円となった。前月比では86.2%と3カ月ぶりに減少したものの、前年同月比では107.7%と7カ月連続で増加した。
内需は344億2500万円で、期末効果の剥落などから前月比69.9%と3カ月ぶりに減少、前年同月比も94.6%と6カ月ぶりに減少となった。同会によると、期末以外の月との比較ではまずまず高めの受注額であり、概ね横ばいの傾向が続いているとしている。
一方、外需は957億8100万円となり、前月比では94.1%と3カ月ぶりに減少したが、依然として高水準を維持。前年同月比では113.3%と7カ月連続の増加となった。
同会は4月の受注総額について、3月の1500億円超からは約210億円減少したものの、期末以外の月としては2023年4月以来の1300億円超であり、世界経済の先行きリスクが高まる中でも底堅さが感じられるとしている。